こんにちは!
京都ジム といえばvalor !のこっしーです。
スタジオだろうがジムだろうが、結果が出れば面白いし体に変化が現れればやる気につながる。
逆にやっても変化を感じないと意味を見出せずやめたくなる。
当然です。
が、実は「トレーニングの原則」というものがあるのをご存知でしょうか?
これはインストラクターやトレーナーが教科書的に初めに学ぶものなのですが、
結局この基本に返ってくるよなぁともう十何年この仕事をしていて感じるわけです。
何事も基本が大事で基本に全てがある。
そんなわけで今日はトレーニングの原則の中でも、個人的に特に意識してほしいことから順番に紹介位していきたいとおもいます!

①自覚性の原則
ほんまにこれが大事でこれができてる人は結果出やすいし、結果出ない人はこれやってないとおもいます。どうゆうことかというと、その時やっている動きの「目的」を理解し、それを「自覚」しながらできているかどうかということです。
例えば、背中のトレーニングの動きをしているとして、インストラクター、トレーナーが見本を見せてくれます。ただそのまま真似をして同じ動作をする。もしくは案内に書いてある説明書きをみて真似して動いてみる。
導入としてはOKです。
でもこれで終わってたらNGです。
ここから、もう一回「背中のトレーニングである」ことを思い出します。そして、その動作中「背中を使っている感覚があるのか」に注目をします。
これがマジで最重要!
意識もせずただ動きだけを真似するほど時間の無駄はありません。
本当にそのターゲットの筋肉が働いているか、
効かせられているか、
別の筋肉をつかってしまっていないか。
もし、その部位を感じられないのであれば違う動きに変えたほうがいいかもしれないし、
そもそも可動域を上げるストレッチをしないといけないかもしれないし、
トレーニングの順番を変えて意識しやすくする必要があるかもしれません。
使用している筋肉を脳が知覚することでよりトレーニング効果は高まります。
まずはこの「自覚性の原則」ができているかを確認しながらやってみましょう。
筋トレだけでなく、ヨガやエクササイズにおいても重要。
猿真似しないで!と私はよく厳しいきびしい檄をとばしています笑
ちなみに意識しやすい方法としてこちらが分かりやすく紹介されています。
②過負荷の原則・漸進性の原則
これは、負荷を徐々に高めることで筋肉を強化、育てることができる。
または心臓や体力を強くすることができるということです。
まずいきなり自分の能力とかけ離れた負荷をかけると続かず効果を生み出すところまで行けないのと、
怪我のリスクを伴います。
逆に、通常生きている状態と何ら変わらぬ負荷であればそれは強化にはつながりません。
ある程度体にとっての「負荷」「刺激」「ストレス」になるものを与えることで体はそれに耐えるべく「強く」なっていくわけです。
そしてその負荷は体の変化とともに常に「漸進」=つまり「進化」させる必要があります。
ずっと同じ負荷をかけても「成長」にはつながりません。慣れた負荷は負荷とならないからです。
常にその時の体にとっての負荷を与え、それが負荷でなくなったならさらに進めていく。
つまり残念ながらずっとしんどいのがトレーニングです。
楽なトレーニングはありません。
楽な状態はトレーニングではないからです。
ストイックに聞こえますが、その負荷の度合いも人それぞれです。
自分に見合った適度な負荷を見つけて、自分に合った進化スピードで成長していきましょう!
③継続性の原則
体はすぐには変わりません。
なぜなら「ホメオスタシス」という能力が備わっているからです。
これは、ある程度長い状態で保持されているところを維持しようとする体の防衛反応です。
だからずっと太っていた人ほど痩せづらい。
そこから体を変えようとするには、かなりの時間が要します。
体を変えた後も、ホメオスタシス機能に「こっちが定常だよ〜」って刷り込むにはかなりその状態を保たせる必要があるのです。
体を変えるためにはかなりの継続努力が必要、
またそれを維持するにも継続努力が必要。
これも残念なことに一度習得すれば終わり、ではなく長期的に継続することは運動において必須です。
④特異性の原則・個別性の原則
先ほども少し触れましたが、柔軟性、可動域はトレーニングにとても影響を与えます。
それによりやるべきトレーニングや効果的な動きというのが変わってくるし、優先度も変化します。
年齢やそれまでの運動歴、運動能力、筋力もそう。
さらにはなりたい体、求める効果、強化の目的によっても内容はさまざま。
マラソンの成績を上げたい人とムキムキマッチョになりたい人とではトレーニン内容違うことはわかりますよね?
そんな感じで自分の目的、
そして今自分に最適なトレーニングや動きをすることでだんだんと結果がついてきます。
好きなものだけやる。それで続くならもちろん運動習慣をつけるであったり、健康という意味ではいいかもしれませんが、それにより求める結果が得られていないのであれば一度個別性、特異性を考え直すべきです。
⑤全面性の原則
見た目の筋肉量をつけたいからといって筋トレだけをする。
痩せたいからといって有酸素運動ばかりをする。
これはとても効率が悪いです。
体の能力はさまざまな分野があります。
運動で言えば
「筋力」「体力」「パワー」「スピード」「柔軟性」「心肺機能」「バランス力」「巧緻性(器用さ)」
などです。
筋トレ筋肉をつけたいなら、実は耐える「体力」や可動域をふやす「柔軟性」も必要だし、
ダイエットしたいなら燃やすための「筋力」も必要だし有酸素でカロリーを使いたいなら「体力」も必須。
うまくトレーニングするなら「バランス力」や「巧緻性」が高いと効果を得やすい。
といったように、トレーニングはさまざまな方面から統合的にアプローチすることで効率よく効果を発揮します。
1方向からではなく多方向から、全面性の原則に則ってやってみるといいでしょう。
⑥まとめ
といった感じで、このトレーニングの原則は言われてみれば、なことでもあるし、現場でやっていると忘れがちな基本が詰まっています。
ダイエットにせよ強化にせよ、体の変化に行き詰まっているならこれらの原則に対し自分がどうか、
チェックしてみてくださいね。
私も自分自身至っていないところを発見しています笑
効率よく効果を出して気分良く運動しましょう!
パーソナルトレーニングでもスタジオでも気軽に体験からお越しください。
お待ちしています❤︎

株式会社valor 代表
LesMills Japan NATIONAL TRAINER
越本佳世子(こっしー)
