【第4話】

「血管は静かに壊れる。だから“心不全パンデミック”は他人事じゃない」

これまでのブログでは、

  • 「症状がない=健康ではない」
  • 「血液の流れが人生を変える」
  • 「高血圧は“静かに進むサイン”」

というテーマで、体の中で何が起きているのかをお伝えしてきました。

今回のテーマは、その“行き着く先”とも言える話です。
それが 狭心症・心筋梗塞、そして心不全 です。


心臓の病気は、ある日突然起きるわけではない

多くの人が、
「心筋梗塞=突然倒れる怖い病気」
というイメージを持っています。

でも実際は違います。

心臓の血管(冠動脈)は、
何年も、何十年もかけて少しずつ傷んでいきます。

血管の内側に脂質が溜まり、
血管が硬くなり、
血液の通り道が狭くなる。

この段階では、ほとんど自覚症状はありません。


「詰まりきってから」では遅い理由

血管が70%ほど狭くなると、
運動時や階段を上った時に
「胸が苦しい」「息が切れる」
といったサインが出始めます。

ここが 狭心症 の段階。

さらに進み、
血管の内側にできた“プラーク”が破れると、
血液が一気に固まり、
血流が完全に止まります。

これが 心筋梗塞 です。

重要なのは、
👉 ゆっくり詰まっていくのは心筋梗塞ではない
👉 “破れる”ことで一気に起きる

という点です。


心筋梗塞の「その後」に起きる現実

心筋梗塞は、助かって終わりではありません。

ダメージを受けた心筋は元に戻らず、
心臓のポンプ機能は少しずつ低下します。

すると、

  • 疲れやすい
  • 息切れしやすい
  • むくみやすい
  • 脈が早くなる

といった症状が出てきます。

これが 心不全 です。


心不全は、いま“増え続けている病気”

日本では高齢化とともに、
心不全の患者数が右肩上がりで増えています

これは一部の人の話ではありません。

  • 高血圧
  • 脂質異常
  • 運動不足
  • ストレス
  • 睡眠不足

これらはすべて、
誰もが日常で抱えやすい要因です。

だからこそ
「心不全パンデミック」
と言われています。


予防の本質は「早めにコントロールすること」

ここで大事なポイントがあります。

心臓や血管の病気は、
“ゼロに戻す”ことは難しい
でも、
“進ませない”ことはできる

  • 血圧を安定させる
  • 血液をサラサラに保つ
  • 血管を硬くしない
  • 心臓に過剰な負荷をかけない

これらはすべて、
日常の積み重ねで決まります。


valor会員だからこそ出来ること

ここからが一番大事な話です。

①「運動=追い込む」ではない

心臓と血管にとって大切なのは、
適切な負荷を、継続的に与えること

  • 呼吸が乱れすぎない
  • 会話がギリギリできる強度
  • 全身の血流が上がる動き

valorで導入している LesMILLSプログラム は、医療関係者の知見も取り入れて開発されています。
心拍数や血流の変化を考慮しながら、過度な負担をかけずに身体を動かせる設計のため、心臓の機能や循環の改善を目指す方にも適した内容です。


②「筋トレ+有酸素」のバランス

筋肉は、血液を送り返す“ポンプ”です。
筋力が落ちると、心臓の負担は増えます。

  • 下半身を使う
  • 体幹を安定させる
  • 呼吸を止めない

これを意識するだけで、
心臓の仕事量は大きく変わります。


③ 日常生活で意識してほしいこと

運動以外にも大切なポイントがあります。

  • 塩分を摂りすぎない
  • 夜更かしを続けない
  • 疲れ切る前に休む
  • 「何も症状がない今」を過信しない

これは、
将来の自分を守るセルフケアです。


まとめ|“今”動ける人が、10年後も動ける

心臓の病気は、
ある日突然始まるものではありません。

静かに、確実に、
日常の中で進行します。

だからこそ、
「まだ大丈夫」な今こそが一番大事。

valorで体を動かす時間は、
単なる運動ではなく、
未来の自分への投資です。